くるま はこびます
カーキャリアが中古車をのせて、販売店まで運んでいくお話です。雲玄くんにとっては自動車の上に自動車が満載なんて 夢のような話です。 一時期 カーキャリアが欲しいんだと しつこく訴えてくることがありました。2階建ての荷台に どうやって自動車を載せるのか、このご本を読んでよく分かりましたので、牛乳パックで工作してあげると、まだタイヤも付いてないのに
みんな のってー!おでかけするよー!
はーい。
やったー!
と、ミニカーを載せていました。
雲玄くんにとっては、「ただ自動車を運ぶだけの自動車」ではなく、「自動車さんたちがみんなでお出掛けできる自動車」だったわけです。おかーちゃんは、ただ自動車たくさんいることが面白いのだろうと思っていましたので、そのごっこ遊びは自動車が雲玄くんにとってお人形さんのような存在であると分かり 衝撃的でした。
以前はよく借りていたのですが、しばらくぶりに借りて読むと以前と反応が変わったところがありました。物語の後半にある 歩道橋からカーキャリアを見送る人の絵をみて
これは うんげんと おかーちゃんだね。
と言わなくなったのです。現実は現実、絵本は絵本だと認識がはっきりしてきたのかな。ちょっと前まで この場面で大喜びしていたのにな。おかーちゃん すこし寂しいです。