ぼくまいごになったんだ
くまたくんが おかあさんとデパートに行き、迷子になるお話です。
くまたくんの おかあさんて、今まで おかーちゃんが読んできた ご本のなかでは、ちょっとヌケテルというか、なんというか 、まあそんな印象だったのですけれど、今回も しっかり、やらかして おりました。具体的には、おかあさん本人の洋服を見たいがために くまたくんを おもちゃ売り場に置いてきてしまったのです。
まっててね、とは声をかけているけれど…
そんなこと しちゃうのー??
と心の中では納まりきれず、つい声に出してしまいました。
だめだねぇー!だめだよ!
雲玄くんも猛反対。
えんえん泣いているくまたくんを保護したデパートの優しいお姉さんや警備員さんの登場にもこころ鎮まらず 悲しい目でお話を見守りました。
このご本で、迷子にならないように気をつけようって思って欲しかったけれど…迷子になったらとっても悲しいって事は分かってくれたかしら?それ以上に
おかーちゃんは、ひとりで勝手に行っちゃダメ
の主張が強くなってしまったような…。間違ってはいないけれどね。
何度か読んでいると、警備員さんのお部屋に貼ってあった『おもちゃどろぼう』を発見しました。それからは、雲玄くん、くまたくんママへのダメ出しをしながら、おもちゃどろぼう探しに精をだしました。
じつは、イヌのおまわりさんらしきキャラクターもいたのですが、どろぼうに夢中すぎて雲玄くんは気がつかなかったようでした。