とらたとトラック
とらの子のとらたが 雨上がりに外へ遊びに出て、ひっくり返って困っていたトラックを助けてあげるお話です。
おかーちゃん、最初はこのご本 あまり好きじゃありませんでした。ざっくりとしたペンのラインの絵が、なんだか好きになれなかったのです。絵に気を取られて お話の内容を飲み込めない性なんだな…と気がついたこの頃です。
しかしまあ、自動車がテーマなご本という事で雲玄くんが何度も読めと持ってくるので読んでいると、今まで見えてなかったものが見えてくるので不思議です。
まず、とらたは 可愛らしく、健気でした。しかも賢い。お外で最初に見つけたロープは、そのあと見つけたタイヤを引っ掛けたり、トラックを引っぱったり、泥だらけのトラックをキレイにするために束ねて擦るのに使ったり、
ただのロープを、そんなに色んな使い方するの〜!
と感心しました。
お礼にトラックがとらたを乗せてドライブしてくれるのだけど、最後の見開きに その通っただろう町が うにょーんと描かれています。多分じっくり見れば他の車や港や船もあって面白いけれど、雲玄くんは気が早いのでそこまでくると、
つぎ、なんにする〜?
と終わろうとするので、おかーちゃんは腹が立ちます。
とらたとトラック こどものとも年少版 1981年12月号 (こどものとも年少版)
- 作者: 中川李枝子,中川宗弥
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1981
- メディア: ペーパーバック
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