どや
宮沢賢治の『風の又三郎』の一部と、狂言の『ややこしや』がシンプルな絵と字の構成で描かれている ご本です。
むかし、おかーちゃんが趣味で買ったもので、赤ちゃんうけするような本だと思ってなかったのですが、雲玄くんは なぜか 赤ちゃんの時からお気に入りです。
いちばんは、『ややこしや』の最後にある 小さな「や」が集まって大きな「や」になった字と、そのとなりにある小さな「や」がバラバラに散らばった絵の見開きです。
や!
やややややややややややややややややややややややややや…
で、謎の大笑い。
おかーちゃんは、「どっどど」が2つのパターンで 向こうからやって来る表現がおもしろくて好きです。1回目と2回目の「どっどど」の言い方を絵に合わせて変えながら読んでみながら風にも ごおーーっと吹き付けるのや ざわざわーっと来るの、いろいろあるよなぁと再発見して嬉しかったです。
最近では他のページも1人で見ながら
すっぱいくるみもふきとばせ!
…
ややこしやー ややこしやー
ややこしやー ややこしやー
と、覚えた言葉をしゃべっています。
すっぱいのは 「くわりん」で、くるみは「あおいくるみ」なんだけれど…。