はしれ はしごしゃ
はしれ はしごしゃ
ゴーゴーゴー
まちの 消防署から はしご車が出動します。はしご車が走っていくと、景色の中に 煙が上がっているのが見えます。
小山の稜線に合わせてページが切ってあり、となりの まちの どこかから 煙らしきものが上がっているのが見えるしかけになっています。
はしれ はしごしゃ
ゴーゴーゴー
けむりかな?
いくつも山を越えて どんどん どんどん 進んでいくはしご車。でも、どれも火事の煙ではありません。焼き芋の焚き火もありました。ここから雲玄くんの「やきいも つくってあげるー」ブームに火がつき、なかなか鎮火しませんでした。
さて、はしご車は走り、景色はだんだん 田舎になり、どこで 火事がおきているのかしら?と、いぶかしく思いはじめた おかーちゃん。
あ!しかさん あぶないよ!
もはや建物の影もなく、動物いっぱいの山を走るはしご車の前に 鹿まで 飛び出て来ます。
ようやく現場に到着すると、はしごを伸ばして高いところから降りられなくなった ねこちゃんを救助します。
あぁ、てっきり火事だと思っていたら、レスキューの方だったのね…。
どのページも描かれた景色が細かくて、こんなところにお魚くわえたネコが!など発見もあります。
しかし、おかーちゃんは「ゴーゴーゴー」の繰り返しに郷さんの顔がちらついて、「ゴーゴーゴー」もなんだか「ゴゥ!ゴゥ!ゴーゥ!」な感じになってきて、少々くたびれました。