バルンくんと ともだち
イガイガ
とげとげ!
第一声は、それでした。雲玄くん、惜しい!これは イガイガ です。ハリネズミみたいにトゲが生えてる イガイガ という生き物たちの お話です。
イガイガといえば栗。でも雲玄くんは栗とイガイガのセットを見たことがありません。大きな栗がイガイガから出てきた時
どんぐり!!
どんぐりでてきたね!
と、やや興奮。どんぐり拾うの好きだものね。でも、これは くり です。
終盤、イガイガたちは栗の木にお引越し するのだけど、その木にかけるお家が かわいいです。『ほくとせい』に押されて、ほとんど読まなかったけど、きっと また借りたら このお家、雲玄くんも気にいるんじゃないかな。
青と赤のイガイガがが いがみ合うけれど 栗のおかげで仲直りという、紛争がテーマになったお話は、これまで読んだことが無く おかーちゃんも新鮮な気分で読みました。おとーちゃん、ナイスセレクトです。
わゴムはどのくらいのびるかしら?
おかーちゃんの好きなご本で、わゴムがどこまで伸びるのか、ワクワクして何度も読んだ覚えがあります。そして改めて読んで思ったのは、「あれ?これは のりもの の ご本じゃない!」という事です。
ひたすら わゴムを伸ばすために遠くまで行くわけですが、遠くまで行くために いろんな のりもの に乗ります。自転車に、バス、汽車、飛行機、船、らくだ、ロケット、てんこ盛りです。
そして月まで到着した途端に ベッドまで戻ってきてしまう訳ですが…
あれ?ぜんぶいるよ!
気がつきましたか、雲玄くん。ぼうやのお部屋に 自転車も、バスも、汽車も、飛行機も、船も、らくだも、ロケットも、みーんないるんですよ!
でも、まだ これが ぼうやの夢だったんじゃないかって ところまでは考えが及んで無いようです。いつ、「これ、ゆめじゃない?」っていうでしょうね。
- 作者: マイクサーラー,ジェリージョイナー,Mike Thaler,Jerry Joyner,きしだえりこ
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2000/07/01
- メディア: 単行本
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ブルートレインほくとせい
このご本を借りた週、他にもいろいろ借りたのにもかかわらず、ほくとせいが気に入って こればかりは読んでいました。
さっぽろの ごほん よんで〜!
さっぽろは終点でしか出てこないのに なぜか『さっぽろの ごほん』という覚えになっていました。
表紙をめくったところに うえの から さっぽろまでの地図と、道中2回変わる先頭車両の紹介があります。本編の中ではサラリと交代していて分からない部分もあったので、お話を何回か読んだ後に 一緒に 地図を見ました。
夜、ぼく が眠くなってしまった辺りは描かれていないのです。その代わり子守唄が 入っています。けっこう長いです。どう歌ったらいいの?よく見たら一番最後に楽譜がありましたが、楽譜読むのは得意でないので 結局 ガタターンの電車のリズムで適当に、歌ってしまいました。
ずーっと静かに見ていた雲玄くんが 毎度突っ込むのが、同行していた たくちゃんが途中で別れるところです。
どうして 行っちゃうの?
違う電車の路線に乗りに行くんだって。
どうして?
えー…電車に乗るのが好きだから、いろんな電車に乗りたいんだって。
どうして?
えー…。
雲玄くんは、食堂車のグランシャリオが好きらしいです。おかーちゃんも乗ってみたいけど、もう走ってないんだよね。
うちゅうのふしぎ
これは育休中に 気分転換するのに読もうと思って買ったのですが、すっかり横取りされてしまいました。
中は、月や、太陽系や、銀河、宇宙の研究をしている人に 研究に使われている望遠鏡などの話が入っていて、ページの絵の中に さらにめくれる小さなページがたくさんあります。内容を理解しているかどうかは別として、雲玄くん1人でも片っ端からめくってみています。
最初は めくること自体が目的…のような感じではありましたが、次第に内容にも興味が出てきたように感じます。
一番おもしろがって めくっているのは 国際宇宙ステーションのページです。外から見た宇宙ステーションの絵のいろんな部分をめくると、運動している人や、研究している人、ご飯食べている人、トイレに入っている人 など 中の様子を垣間見ることができます。
このご本も、『ウルトラ重機』の宇宙関連の回を見てから さらに興味津々です。動画で一度見ると頭への入ってき方が変わるのかなぁ。
文字が多めな上、めくってもめくっても、めくるところが尽きないので、寝る前に 寝転がって読むと おかーちゃんはくたびれます。
くらやみえんのたんけん
こどもえんで むかえを待つ つとむ と たくの 2人が 灯りを消して、暗くなった園内を探検する お話です。
「そーら、いいこと はじめるよ」
いけないねー!ダメだよ。
どうして?
おばけが きちゃうよ!
暗闇といえば『おばけ』。しかし、最後まで『おばけっぽいなにか』が何なのか 種明かしの文は無く、状況から推理するしかないために、もう一度読みたくなってしまいます。
おそらく雲玄くんは、まだ正体がわかっておりません。
あかいひかり、カーテンをめくりあげたもの、カサカサ動く大きな影、追いかけてくる長い影、大きな白いもの、いろんな怖いものから逃げてきて、
ぱあーっと でんきが つき、はいってきたのは せんせいでした。
どうして せんせいが きたの?
どうして いなかったの?
しげるくんたちが いなくて心配で探し回っていたんじゃない?
ちがうよ!
せんせいは おばけを やっつけに いってたんじゃない?
つとむ と たく が、くらやみを逃惑うあいだ 息を殺して見守ってきた雲玄くんは、灯りがついた途端に喋り出しました。
ふふ。先生は 子どもたちの味方だものね。先生が『おばけ』であるはずがない と考えている雲玄くんでした。
声に出して読みやすい文章と、怖い雰囲気があるけど優しい絵で 「もう一回よんで!」 のリクエストが何回もでるご本でした。
くらやみえんのたんけん (こどものともコレクション2011)
- 作者: 石川ミツ子,二俣英五郎
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 単行本
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くるま はこびます
カーキャリアが中古車をのせて、販売店まで運んでいくお話です。雲玄くんにとっては自動車の上に自動車が満載なんて 夢のような話です。 一時期 カーキャリアが欲しいんだと しつこく訴えてくることがありました。2階建ての荷台に どうやって自動車を載せるのか、このご本を読んでよく分かりましたので、牛乳パックで工作してあげると、まだタイヤも付いてないのに
みんな のってー!おでかけするよー!
はーい。
やったー!
と、ミニカーを載せていました。
雲玄くんにとっては、「ただ自動車を運ぶだけの自動車」ではなく、「自動車さんたちがみんなでお出掛けできる自動車」だったわけです。おかーちゃんは、ただ自動車たくさんいることが面白いのだろうと思っていましたので、そのごっこ遊びは自動車が雲玄くんにとってお人形さんのような存在であると分かり 衝撃的でした。
以前はよく借りていたのですが、しばらくぶりに借りて読むと以前と反応が変わったところがありました。物語の後半にある 歩道橋からカーキャリアを見送る人の絵をみて
これは うんげんと おかーちゃんだね。
と言わなくなったのです。現実は現実、絵本は絵本だと認識がはっきりしてきたのかな。ちょっと前まで この場面で大喜びしていたのにな。おかーちゃん すこし寂しいです。