やさいさん
本は、なめるもの だった ももちゃん。近ごろ 本は、めくって おもしろいもの に変化してきました。
なめる時代から絵には興味がある節があった『やさいさん』。
…ばーー。(ペラっとめくって)
…ばーー。(ペラっとめくって)
…ばーー。(ペラっとめくって)
ももちゃんは目下、いないいないばーブームなのも良かったのかもしれません。一人でめくって やさいさんの顔を見つけると声をあげています。
他のご本も一人でめくってみている様子もあるけれど、じゃあ、読んであげようかとご本を広げると なんでか閉じようとします。
まだまだ お話が面白いんではなくて、絵のついたペラペラが開いたり閉じたりするのが 面白いのかなぁ。
むしがこんなことしていたよ
ちょうど雲玄くんと同じくらいの男の子が、虫のマネをしてカラダを曲げたり伸ばしたり、跳んだりします。
洋服の色も虫とおそろいなので、本当にそっくりに見えてきます。
これを読んで まねっこ してくれないかな?なんて淡い期待を抱きつつ借りてきましたが、案の定
やだ!
のひとことでお断りされました。
内容は気に入ってたみたいですがねー。
残念だなぁと思ってたら、オンブバッタのページをまねして ももちゃんをおんぶしようとしていたような雰囲気があったので、まあ ええか と思うおかーちゃんです。
ガール・イン・レッド
赤ずきんちゃんのお話を現代に移したご本です。ページ数も文字も多めです。
かつて赤ずきんちゃんが歩いていた 木のたくさん生えている森は、ここでは街の建物です。おかーちゃん的には、体感したことのない『狼の出てくる森』よりも『街』の方が 返って怖かったです。
みんなが見ているようで、誰も見ていない
誰も見ていないようで、誰かが見ている
現代の街が舞台なので、おばあちゃんはワゴン車を改装したお家に住んでいます。
おばあちゃんのおうち、じどうしゃだねー!(*⁰▿⁰*)
そこですか!走ってる自動車やバイクで無しに、そこですか。
3歳坊主には難しい例えもあったし、長いお話だったけれど、お話をもっと分かりたいと思ったのか、何度もよんで!がでる、不思議なご本でした。
- 作者: アーロンフリッシュ,Aaron Frisch,Roberto Innocenti,金原瑞人
- 出版社/メーカー: 西村書店
- 発売日: 2013/02
- メディア: 大型本
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ぼくまいごになったんだ
くまたくんが おかあさんとデパートに行き、迷子になるお話です。
くまたくんの おかあさんて、今まで おかーちゃんが読んできた ご本のなかでは、ちょっとヌケテルというか、なんというか 、まあそんな印象だったのですけれど、今回も しっかり、やらかして おりました。具体的には、おかあさん本人の洋服を見たいがために くまたくんを おもちゃ売り場に置いてきてしまったのです。
まっててね、とは声をかけているけれど…
そんなこと しちゃうのー??
と心の中では納まりきれず、つい声に出してしまいました。
だめだねぇー!だめだよ!
雲玄くんも猛反対。
えんえん泣いているくまたくんを保護したデパートの優しいお姉さんや警備員さんの登場にもこころ鎮まらず 悲しい目でお話を見守りました。
このご本で、迷子にならないように気をつけようって思って欲しかったけれど…迷子になったらとっても悲しいって事は分かってくれたかしら?それ以上に
おかーちゃんは、ひとりで勝手に行っちゃダメ
の主張が強くなってしまったような…。間違ってはいないけれどね。
何度か読んでいると、警備員さんのお部屋に貼ってあった『おもちゃどろぼう』を発見しました。それからは、雲玄くん、くまたくんママへのダメ出しをしながら、おもちゃどろぼう探しに精をだしました。
じつは、イヌのおまわりさんらしきキャラクターもいたのですが、どろぼうに夢中すぎて雲玄くんは気がつかなかったようでした。
はしれ はしごしゃ
はしれ はしごしゃ
ゴーゴーゴー
まちの 消防署から はしご車が出動します。はしご車が走っていくと、景色の中に 煙が上がっているのが見えます。
小山の稜線に合わせてページが切ってあり、となりの まちの どこかから 煙らしきものが上がっているのが見えるしかけになっています。
はしれ はしごしゃ
ゴーゴーゴー
けむりかな?
いくつも山を越えて どんどん どんどん 進んでいくはしご車。でも、どれも火事の煙ではありません。焼き芋の焚き火もありました。ここから雲玄くんの「やきいも つくってあげるー」ブームに火がつき、なかなか鎮火しませんでした。
さて、はしご車は走り、景色はだんだん 田舎になり、どこで 火事がおきているのかしら?と、いぶかしく思いはじめた おかーちゃん。
あ!しかさん あぶないよ!
もはや建物の影もなく、動物いっぱいの山を走るはしご車の前に 鹿まで 飛び出て来ます。
ようやく現場に到着すると、はしごを伸ばして高いところから降りられなくなった ねこちゃんを救助します。
あぁ、てっきり火事だと思っていたら、レスキューの方だったのね…。
どのページも描かれた景色が細かくて、こんなところにお魚くわえたネコが!など発見もあります。
しかし、おかーちゃんは「ゴーゴーゴー」の繰り返しに郷さんの顔がちらついて、「ゴーゴーゴー」もなんだか「ゴゥ!ゴゥ!ゴーゥ!」な感じになってきて、少々くたびれました。
ももんちゃん えーんえーん
ももんちゃんだけが 困って泣いてしまう お話かしら?と思ったら、違いました。
ももんちゃんが おひるねを しているところに、まいごのひよこと ひつじが 次々にやってきます。ももんちゃんは 泣いている ひよこ と ひつじ に「いいこ いいこ」してあげるのですが、なかなか 泣きやみません。
ついに、ももんちゃんも困って泣き出してしまいます。
どうして ないちゃったの?
それはー…と説明してみたけれど、なにかピンときていない様子。ともかく最後まで読んでみようと読んでいると、ひよこのお父さんと ひつじのお母さんがお迎えに来ました。
あぁ、良かった…と思いながら読んでいると 今度は、
かなしいね。
どうして?
だって、ももんちゃんは おとうさんが こないよ。
ああ、ほんとだ。
ひよこ と ひつじ が 帰って、ももんちゃんは ホッとしたのか、ニコッとした顔で お昼寝を始めたのだけれど…確かに…ももんちゃんが 一番 大きな声で泣いていたのに、ももんちゃんの お父さんとお母さんだけ 来ませんでした。
読むたび、げせぬ (-᷅_-᷄๑) な顔でありました。